この先には、キャメロン プレーリー国立野生生物保護区のビジターセンターがあります。植物、動物、また周辺に住む人々に関するダイナミックなマルチメディア展示物がありますので、是非お立ち寄りください。このセンターは、案内・教育センターの役割を果たすと同時に、ルイジアナ南西部国立野生生物保護区にある4つの保護区を取りまとめる本部でもあります。キャメロン プレーリー、サビーン、ラカシーン、シェルキーズ国立野生生物保護区の4つを管理しています。

キャメロン プレーリーの主な特徴は、多種多様な生態系にあります。淡水の湿地面積は10,000エーカーにおよび、塩性および塩水湿地の面積は15,000エーカーにおよびます。塩水湿地には、ブラウンシュリンプ、ホワイトシュリンプ、ワタリガニ、その他様々な種類の魚が生息しています。草原地帯も保護区の一部です。

長い年月をかけて湿地が植物や堆積物で覆われやがて乾燥し、植物群落を中心に環境が変化していく現象を植生遷移と呼びます。大草原は湿地のずっと先の姿です。保護区の一部では、米国野生動物庁が外来植物の生息地帯に馬鍬を引いたり火入れをして、ナンキンハゼなどの増殖が著しい植物から草原の在来植物を保護しています。

案内センターでは、湿地の管理や、湿地が人間の生活にもたらす影響に関する詳細、湿地を生活の糧とする現地の人々のお話をご紹介しています。是非お立ち寄りください。