地下パイプライン (Underground Pipelines)

ドライブ中、黄色いテントの形をした標識に黒字で数字が書かれているのが定期的に表示されていることにお気付きかと思います。これは地下天然ガスまたは石油パイプラインの位置を示す公共事業団の標識です。上空からも識別できるように、標識は角度を付けて設定されています。クレオール ネイチャー トレイルの地下には、地中に埋められたパイプラインの複雑なネットワークがあり、私たちはこの上をドライブしていることになります。沖合いの油田には2万マイル以上のパイプラインが設置されており、ルイジアナの陸地には何千マイルというパイプラインが設置されています。

ルイジアナの原油生産量は全米第4位です。ルイジアナ沖合いの連邦領域での生産量を含めると、全米第1位の生産量を誇ります。米国で使用される石油の1/4は、ルイジアナを介して出荷された石油です。米国の18%の石油と24%の天然ガスが、ルイジアナのこれらの湿地帯の沿岸部で産出、輸出、または加工されています。ここから東に位置するヘンリーハブは、バーミリオン郡に隣接し、9つの州間パイプラインと4つの州内パイプラインと接続しており、天然ガスを中西部、北東部、南東部、メキシコ湾岸の州に送っています。    

米国の一人当たりの石油消費量は他のどの国よりも高いんです!機械、トラック、飛行機、今現在も運転している車に、とあらゆる所で石油が消費されています。握っているハンドルや車内のプラスティック製のものは全て石油を利用して製造されています。パイプラインは「去るものは日々に疎し」と言うように、目に見えないものは忘れてしまいがちですが、次にこの黄色い標識を目にした際は、私たちの経済、ライフスタイルの原動力がこの地下を流れていることを思い出してみてください。そしてそれが、ルイジアナの湿地を保護しなければならない沢山の理由の中の一つでもあります。