お米 (Rice & Agriculture)

尾根に沿って連なる水田ではお米が栽培されています。お米はルイジアナの文化と食文化において重要な役割を果たしています。ルイジアナは全米第3位を誇るお米の産地であり、そのほとんどがここルイジアナ南西部で生産されています。40万エーカーにおよぶ広大な水田では毎年種蒔きが行なわれ、何千人という雇用を生み、3億ドルという経済効果をルイジアナ州にもたらしています。

お米はルイジアナだけではなく、世界総人口の半分以上の人々の主食でもあります。米国では、一人当たり毎年約25ポンドのお米を消費し、そのうち80%以上が米国産のお米です。

クレオール ネイチャー トレイルを訪れる季節によって、お米の栽培過程の異なる段階を垣間見ることができます。種蒔きは通常3月中旬から4月の間に行なわれます。その1~2週間後には、苗が成長し始めます。4月下旬および5月には、田んぼに2~6インチの水が張られます。等高線で区切られた田んぼに必要な分だけ十分に水が張られます。

お米を収穫してしまえば終わりというわけではなく、米農家では工夫を凝らしています。収穫後すぐに肥料を足して水を張り、2回目の栽培を開始する農家もあります。その他の農家では、わらの切り株を俵にして家畜の餌として出荷します。中には、田んぼでザリガニを育てる農家もあります。ザリガニの自生集団は切り株を餌にして繁殖します。ザリガニは、魚の切り身などのエサや商業用のエサで簡単に釣ることができます。ザリガニの自然個体数の補足のためにそのままザリガニを水田に残す農家もありますが、ほとんどの場合この対策は必要とされません。レストランに供給されるザリガニの2/3が、これらの水田で育ったザリガニです。残りの1/3のザリガニは、自然の湿原で捕られたザリガニです。

お米の栽培やザリガニの増殖をしていない時期でも、田んぼは生産的に利用されています。冬になると、田んぼに張った水は、水鳥や岸辺の鳥、鶴などの渡り鳥の中継地点や餌場として賑わいます。冬には、鴨の群れ、渉禽類の鳥、背が高く堂々としたカナダヅルが田んぼで餌を捕る姿が見られます。

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