液化天然ガス (Liquefied Natural Gas [LNG])

ルイジアナは、米国でもトップクラスの液化天然ガスの生産量を誇ります。ルイジアナ外洋大陸棚からの生産量を含め、液化天然ガスの生産量は全米で第2位です。先に見える大きな3つのタンクは、LNG (液化天然ガス) の施設です。

 

液化天然ガスは、メタンを主成分とした天然ガスを液化した液体です。ガスは気体の状態に比べて体積が1/600に減ることから、貯蔵や輸送し易いように液化します。

 

採掘されたガスはまず加工プラントへ輸送され、そこで水分、油分、泥、二酸化炭素、水銀などを取り除き精製されます。その後ガスは華氏-260度以下に冷却して液化されます。LNGはタンクに貯蔵されるか専用のタンカーで出荷されます。ここからは、タンクの後ろを行き交うLNGタンカーを見ることができます。

3つのタンクにはそれぞれ16万立方メートルのLNGが貯蔵されています。この施設で再気化されたLNGは、パイプライン システムを介して出荷され、米国の2/3近くの人々にガスとして消費されます。ルイジアナの南西部とその他の地域で追加施設の建設が計画されており、米国から海外市場への液化天然ガスの輸送がますます拡大する予定です。